2022年9月、テレビドラマ「北の国から」で有名な北海道の富良野を走りました。
新富良野プリンスホテルに宿泊した翌日の早朝、北の大地を自分の足で走ります。
2週間後に同じ北海道のオホーツク網走マラソンを走る予定のため、このジョギングは土地や気候への慣れというか、試走的な位置付けもあります。
この時期、地元の湘南はまだまだ夏の暑さが続いていますが、さすがにここは北国、半袖では肌寒いくらいの気温です。
ホテルは山裾の中腹にあるので、まずは傾斜のある坂道を1キロほど下って、ひたすらまっすぐな北海道らしい道路に出ます。
そこで左に折れ、富良野の街に向って、大地を這うように大きく上下にうねるカントリーロードをジョグします。
青い空の下、左手はうっすらと白い雲のかかる山並みが続き、道路の脇の草原には黄色の小ぶりな花が咲いています。
右手はポプラの並木があったり、大きな公園や牧場が現れたりします。
走るには単調な一本道なのですが、豊かな自然の景色に包まれているだけで幸福な感じです。
5キロほど走って空知川を渡ると、富良野の市街となります。
街並みを眺めながら富良野駅まで行き、ここを折り返しにしてホテルへと帰ります。
途中、空知川の川沿いロードも走りますが、この道もとにかく気持ち良い。
川の流れから伝わってくる清涼感がたまりません。
帰りのまっすぐな一本道も、ホテルにつながる激坂も、ご機嫌な北のたびランの大切な一部となったのでした。
旅はつづく