2024年10月上旬、イギリスの首都ロンドンを訪れて旅ランを楽しみました。
今日もシャワーラン
英国での滞在の最後のランは、ロンドン塔に程近いホテルからのスタートです。
今日も小雨混じり。
結局、この旅での最後のジョギングもイギリスらしく「シャワーラン」となりました。
ロンドン塔は、約千年前にテムズ川のほとりに築かれた歴史的な建造物。
世界遺産でもあるそのロンドン塔を左手に見ながらテムズ川を下流方向へ進むと、目の前にタワーブリッジが現れます。
世界で最も有名な橋
タワーブリッジはロンドンの象徴的な存在の一つ。遠目で見るとは違い、実際に目にすると、その佇まいや存在感が写真や映像以上にインパクトがあります。
「オレがタワーブリッジだぞ」とテムズ川の上で悠々と鎮座している感じです。
初めてバスからこの橋を見たとき、運よく跳ね橋が開く瞬間を目にしました。
世界一有名な橋と言われるタワーブリッジですが、ただの観光名所でなく、今も人々の生活を支える現役の橋です。朝の通勤時間には、二階建バスや車が行き交い、歩道を歩く人々もたくさんいました。
僕は橋を走りながら、静かな高揚感を抱きつつ、自分の足が確かにタワーブリッジに触れていることを実感しました。
ロンドン橋
タワーブリッジを対岸まで渡った後、今度はテムズ川沿いを上流の方へと向かって走ります。
以前、東京の隅田川テラスを夜ランした時のことを思い出しました。周囲に高層ビルが立ち並び、フェリーが行き交う光景はどこか似たものを感じさせました。
途中、雨足が少し強まりましたが、地元のランナーたちは慣れた感じで全く気にする素振りもなく走っていました。
やがて「ロンドン橋が落ちた」で知られるロンドン橋が見えてきました。
今は落ちるような作りではなく、歴史的な姿と異なる、現代的で機能的な普通の橋です。橋の上は通勤者で混み合っていて、この時間にランニングするのは少し気が引けました。
テムズ川でフィニッシュ
ロンドン橋を渡って再び対岸へと戻り、テムズ川沿いにホテルの方へ向かいます。
途中、10数名ほどのランニングクラブの集団が楽しそうに会話しながら走っていました。僕は日本で参加しているランコミュニティのことを思い出しました。世界の同じランナー仲間として、思わず一緒に行きたくなる気持ちを抑えつつ、僕はそっと彼らを見送りました。
残念ながら、そろそろホテルに戻らないといけない時間だったので、もう一度タワーブリッジを渡り、そこから引き返すことにしました。
こうして充実のUKでのランを終えたのでした。
旅はつづく。