2023年5月GW、地元神奈川県の丹沢で、初めての本格的なトレイルランニングをしました。

今回のコースはこんな感じです。

秦野駅→浅間山→権現山→弘法山→善波峠→念仏山→高取山→蓑毛越→大山→ヤビツ峠→岳の台→菩提峠→日本武尊の足跡→二ノ塔→三ノ塔→牛首→大倉→秦野駅

8時間半、距離35km、獲得標高2,200m

大山体験

今回は海の仲間3人と、大山から三ノ塔をめぐるトレランに挑戦。

大山には何度か登山したことがありますし、ヤビツ峠から三ノ塔へハイクしたこともありましたが、今回は小田急線秦野駅を起点として走ります。

初めて大山に登ったのは5年前。

富士山登山の練習が目的で、僕にとって初めての山登りでもありました。

そのときは、駒参道からケーブルカーを使わずに女坂を登って、大山阿夫利神社の下社を経由してピークまで登頂。

頂上に辿りついた達成感と、相模湾まで見下ろす眺めが素晴らしかったことは忘れられません。

一方、予想外だったのが、真夏で暑かったこともありますが、上りだけでなく下りもかなりシンドかったこと。

初めての山登り経験として、足腰がキツくて大変な思いをしたことを覚えています。

そして、もう一つ記憶に残っていることがあります。山頂の爽快さを満喫した後、肉体的に四苦八苦しながら下山をしているところ、軽やかにスタスタと急登を駆け上がってくる人とすれ違いました。

明らかにハイカーとは趣の異なるたたずまいで、軽快な足取りで山を走っているようです。

初めて目にした「山を走る人」でした。

少し大袈裟に言うと、それは新しい人種を発見したようなそんな衝撃で、その人たちの体力を感嘆するとともに、常人離れした行動に閉口したのでした。

ともかく、大山登山以降、すっかり山活を気に入った僕は、頻繁とは言えないものの年に二、三度は山に足を運ぶようになりました。

それでも、山業中に見かける「山の中を走る人たち」の存在は、自分とはまったく違う世界でした。

トレイルの入り口

ジョギングをはじめてしばらくすると、

「トレイルもやりますか?」

と聞かれたことが何度かありました。

フルマラソン完走を達成した後も、山の中を走るなんて、変わらず僕の頭の中にはありません。

ところが、たまに観るランチューバーの方たちが、楽しそうにトレイルを走ってる様子をしばしば目にするにしたがい、僕の中でのトレランに対するハードルが少しずつ下がりはじめてました。

そして知らない間に、興味の対象へと移っていたようです。

そういった自覚はまったくありませんでしたが、4月に一緒にウルトラマラソンを走った海の仲間から、トレランも楽しいですよとお誘いをいただました。

タイミングですね。

62kmウルトラ完走を経験してから、ちょうど次へのチャレンジのことを僕は考えはじめていました。

せっかくのお誘いということで、トレランを体験してみようと思ったのです。

とは言っても、レースや激しいトレーニングでなく、のんびりマラニックのイメージです。

そう言えば、3月にウルトラの練習で、マラニック感覚で鎌倉の山を走ったり歩いたりしました。半分ロードで、距離は42キロ。山と言っても標高100メートルの低山です。

じつはこの時、トレラン用シューズを手に入れて初めて履いていたのですが、格好だけのなんちゃってトレイルランナーでした。

山を走ることについて僕の感じたこと

実際にトレランをやってみて感じたこと。

まず山の中に入る爽快感と山頂での解放感。

これは山登りの魅力と同じですね。

つぎに、長い距離と上り下りを自分の足で踏破する痛快さ。

これはランニングに似ています。

つまり、僕が好きな活動がふたつ同時に楽しめるということ。

トレランには魅力しかないわけです。

もちろん、この日は天気、コース、そして仲間に恵まれてこれ以上ないコンディションのトレランであったことは最大のポイントではあります。

それでも、8時間かけて2キロにおよぶ登坂を含む30キロ以上の距離を走破して、心の底から楽しかったと思えたのも事実です。

僕の中でまた遠くないうちに、トレランに出かけることになるだろうと思ったのでした。

旅はつづく

投稿者
KUGE RUN

九郎

コロナをきっかけにジョギングをはじめる。 「人はどうして走るのだろうか?」 と思いながら普段は地元の江の島周辺を走り、 ときどき各地で旅ランを楽しんでいる。

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