2023年の年の瀬、山手線を一周ぐるりとランニングしました。
今回は有楽町駅を起点に、内回り(反時計回り)での周回にチャレンジします。
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東京たびラン
突然ですが、山手線の駅の数はいくつかわかりますか?
今はちょうど30駅あります。
山手線ゲームではありませんが、全部の駅名を言えますか?笑
僕は言えませんでした。
言えないだけでなく、10駅くらいは降りたこともないと思います。
学生の頃は渋谷と田町の間を通学で利用していましたが、その反対側の駅はあまり馴染みがありません。
灯台下暗しではありませんが、山手線一周は身近なところでの「たびラン」です。
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前半戦 有楽町〜高田馬場
前半戦は有楽町をスタートして、東京、神田、秋葉原、御徒町、上野、鶯谷、日暮里、西日暮里、田端、駒込、巣鴨、大塚、池袋、目白、高田馬場の15駅です。
これが前半の半周分の駅です。
どうですか?ちゃんと順番通りに言えますか??笑
まずは、東京駅周辺の近代的なオフィス街を横目にしながら進んでいくと、神田付近からは一昔前からあるオフィスビルや庶民的な商店が増えはじめます。
御徒町と上野の間の高架下では有名なアメヤ横丁の中を通り抜けます。
年末ということもあって、アメ横は沢山の買い物客で賑わっていました。
ここは走ることが出来ないので、人混みに合わせて早歩きで通り抜けます。
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山手線一周はおよそ40キロあります。
信号が多くてスピードは出せませんので、今回はキロ7−8くらいのLSDの感じで走りました。
鶯谷から先は次第に落ち着いた下町の風情となり、田端から巣鴨あたりは住宅街のすぐ横がコースとなります。
このあたりは山手線の内側なのに都会の喧騒とは無縁で、静かで生活感のある雰囲気でした。
ランニング的には途中になかなかのアップダウンもあって走り応えがあります。
この区間の駅名と順番には馴染みがないところが多かったので、ひと駅通過するたびにそれまでに通過した駅を口に出して、一つ一つ覚えていきました。
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それから今回のコースですが、じつは当初は山手線を横目に適当に走れば、迷うこともなく大丈夫だろうと思っていました。
それでも行きすがらの有楽町へと向かう電車の中で、念の為と思い立ってガーミンにコースをダウンロードしていました。
結果的にこれは大正解でした。
馴染みのない駅とその周辺はもちろん、よく知っている大きなターミナル駅も、ガーミンのコースナビのおかげで効率よく道どることができました。
そして今回は一人でチャレンジしましたので、コースを考えることにそれほど労力を割かなく済んだことは、疲労のことを考えるとけっこう大きかったと思います。
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後半戦 新大久保〜有楽町
後半戦は、16駅目の新大久保から、新宿、代々木、原宿、渋谷、恵比寿、目黒、五反田、大崎、品川、高輪ゲートウェイ、田町、浜松町、新橋、有楽町です。
前半戦を折り返した時、新大久保も含めてまだ15駅も残っていることが信じられず、僕は駅名を口にして数を確認しながら走りました。
そして、何度数えても駅の数は減りません。あたり前ですが苦笑。
ちなみに新大久保と新宿の間で、有楽町からハーフマラソンの距離になっていました。
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新宿駅から恵比寿駅は、高校生の頃から数えきれないほど買い物や遊びで足を運んでいるエリアです。
ここは今回の周遊でも断トツで人の往来が多く、特に駅周辺では若い人からビジネスパーソン、そして外国人観光客まで様々な人々の様相が見られました。
僕にとっては山手線の中で最も馴染みのある区間でしたが、人が多いだけでなく駅間の距離もそこそこ長く感じました。
思い起こしてみると、この辺りの駅と駅の間は歩いたことがありましたが、大抵がせいぜい2駅分で、3駅以上はほとんどありません。新宿から恵比寿で5駅ありますから、そこそこ長いですよね。
そして、ちょうどこの辺りから少しずつ疲労を感じはじめました。
今回はスタートした時刻が午後1時を回っていたこともあり、日没前のゴールは諦めていましたが、できるだけ明るいうちに先に進みたいと考えながら走ってました。
ですので、久しぶりに目にする建物や再開発で新しく生まれ変わった光景や道などが沢山ありましたが、足を止めてじっくり眺めることもなく、ひたすら駅を積み上げていきます。
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五反田の前後から徐々にナイトランへ移行します。
30キロを過ぎましたが、幸い気温はそれほど低くなく風も弱いので、日が落ちてもコンディションは問題ありません。ライトやネオンがあるのでヘッデンがなくてもOKです。
コンビニに寄りながら水分や補給も行っていますので、体力的にもまだまだ大丈夫です。
大崎から品川を越えると17時を回って仕事を終えて家路へと向かう人々の流れが始まりました。
今回の山手線ぐるりでは、平日だったせいか、それとも年末の忙しい時期だったせいか、一人もランナーさんとすれ違うことがありませんでした。
ただ、このあたりから先で二人ほど通勤ランっぽい人は追い越しました。単にカバンを背負って少し急いで小走りに駅へと向かっていただけかもしれませんが。
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長く感じた後半戦もいよいよ終盤へ。
山手線で最も新しい駅の高輪ゲートウェイを通過して田町から浜松町に向かいます。
このあたりは完全にオフィス街の中になりますので、道ゆく人はほぼ全員が仕事を終えたビジネスパーソンでした。
彼ら彼女らの横をすり抜けながら、平日に休暇を取得して「贅沢に時間を費やして山手線で遊んでいる背徳感」に小さな喜びを覚えながら、ゴールまでの道を楽しみます。
楽しむと言えば、最後の浜松町から新橋、そして有楽町の界隈では、忘年会で一年の疲れを癒して楽しむ人々の群れが待っていました。
こうして人々が普通に仕事帰りに集まって楽しむことができる日常が戻ったことは、本当に素晴らしいことですね。
そんなこんなで5時間25分のたびランは無事に完了したのでした。
山手線の駅名、全部覚えましたよ笑
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旅はつづく