2023年12月3日、地元の第18回湘南国際マラソンを走りました。
死ぬまでにやりたいことリスト
「死ぬまでにやっておきたいこと」のリストがあるとしたら、
決して上位ではなく、たぶん中位から下位の間に位置する候補の一つにフルマラソン完走があったと思います。
そんな中途半端な順位ながら、走ってみたいレースはわりと明確に決まっていて、それがホノルルマラソンと湘南国際マラソンでした。
死ぬまでに「一度」なので、文字どおり一回走ればいい。そういう意味では本命レースはホノルルの方だったか。ミーハー感覚です。
一方、手近なところながら沿道で応援したことのあるマラソン大会。地元のR134を封鎖するお祭りのようなレースに対してどこか憧れのようなものがあり、湘南国際マラソンに一度は参加してみたいと僕の頭の中にぼんやりとあったのでした。
ぼんやりというのは、ただ思ってるだけでまったく行動が伴わない状態。
いつでもいいが、いつかやってみたい。でも今じゃない。といった感じ。
要するに本気とは到底言えないが、もちろん嘘でもない。そんな曖昧な位置付けでした。
消去法の選択
4年前に突然コロナ禍となり、世界中で様々な活動の自粛や制限が行われ、世の中が息苦しくなりました。
外出することが悪とされ、行動の選択肢がない中で、比較的堂々と家から外に出て身体を動かすことができることから、何気なくジョギングをはじめました。
御多分に洩れず、当初は走ると呼吸は苦しくなるし、足取りも覚束なかったのものの、外にいる開放感に味をしめて、2回、5回、10回とジョギングを繰り返していきました。
そうしているうちに、「開放」「爽快」「自己肯定」などなど、少しずつ走ることで自分の中に生まれる不思議な魅力を感じるようになっていきました。
4度目の正直
こうしてコロナをきっかけに消去法ではじめたジョギングでしたが、ある日、「どうせなら」と急に思い立ち、湘南国際マラソンにいきなりエントリーしました。
そのときは一度マラソンをやったら、ランニングも卒業するつもりでした。
ところが、
3年前はコロナで中止。
2年前もコロナで中止。
1年前はケガでDNS。(その時の記事はこちら)
そしてようやく今回、初めて湘南国際マラソンに参加できたのでした。
レース後の気持ち
レースは序盤、大磯をスタートして江ノ島で折り返す「地元凱旋ラン」に気分が高揚し、ついつい飛ばし過ぎてしまい、25kmで早々に足が売り切れに(苦笑)。
終盤は西湘バイパス上で相模湾から容赦なく吹きつける向かい風に苦しめられ、今回もマラソンの楽しさと厳しさを満喫(涙)。
それでも目標のサブ3.5は届かずも、何とかセカンドベストでフィニッシュ。
こうして4年間のランニング人生の集大成が終わりました。
コースや沿道に友人、知人、家族がいて、地元のお祭りのようなマラソン大会は、やはり格別でした。
「一度走ったくらいでは湘南国際マラソンを語るに忍びない!」
走り終わった後の気持ちです。
これからも楽しんで精進します。
つづく